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管理職の第一歩

 GEの元会長「ジャック・ウェルチ」が、20世紀最高の経営者と評されていることは御存じの通り。
 我がグループで、著書「WINNING 勝利の経営」をバイブルとしていることも周知の通り。
 その「WINNING」の前書きの書き出しは次の通り。

 「自伝を書き終えたときには、もう二度と本は書かないぞ、と心に固く誓ったものだ。」

 その自伝が、「ジャック・ウェルチ わが経営」です。
 元々、日経新聞で連載されていた「私の履歴書」を、加筆された上下巻700頁もの大作。
 自伝だけに、幼少期の話、奥さんとの出会い等々、より人間臭いジャックに触れることもできます。

 ひどい吃音だったジャックを、母親はこう褒めてくれたそうです。
 「お前ほど頭の回転が速ければ、誰だって舌がついていかないよ。」

 「母から貰った最大の贈り物は、自信だったかもしれない。
 これまで一緒に仕事をしてきたあらゆるエグゼクティヴに、私が求め、植えつけようとしたのが自信だ。
 自信は勇気を与え、自分の守備範囲を広げてくれる。
 自信があれば、より大きなリスクを与えるようになり、できるとは夢にも思えなかったことまでできるようになる。
 他人に自信をつけさせることが、リーダーの大事な仕事だ。
 できるとは到底思えないことを成し遂げる機会や、やりがいのある仕事を与え、成功する度にどんな形であれその功績を称えることによって自信は生まれてくる。」

 先日の研修、K社のT会長の呼びかけで、出席者を各々褒め合うワークがありました。
 簡単な様ですが、良く知っていないと、誉め言葉は紡げません。
 通り一辺倒な、社交辞令的な誉め言葉は、すぐに見透かされます。
 
 自信を植えつけるには、褒める。
 褒めるには、相手を知る。
 相手を知るには、興味を持つ。
 部下に関心を示し、興味を持つことが管理職の第一歩です。

3Dで飛び出す数字

 毎月月初に、グループ各社の月次決算が届きます。
 部門毎の利益推移表なので、トータル50枚以上に及びます。
 
 我々は、50部門の業務の隅々まで判っている訳ではありません。
 しかし、数字は正直です。

 どの会社が予算通りで、どの会社が厳しそうか。
 どの部門が儲かっていて、どの部門が足を引っ張っているか。

 情実抜きに問題を見抜き、改善を求めるのが管理職の仕事でしょう。
 PC画面でもペーパーでも、その数字は2Dですが、異常値が3Dで飛び出して見える様になれば大したものです。

 数字は、時として賛辞を贈る天使にも成り、時として傷口に塩を塗り込む悪魔にも成ります。
 そして、過去の結果をまとめた利益推移には、会社の未来を創るための種が幾つも埋もれています。

経営の羅針盤

 社員は迷います。
 
 ・ 今どこに居るのか判らない
 ・ これから何所に行こうとしているのか判らない
 ・ そこへどうやって行くのかが判らない

 道に迷う時、羅針盤となるのが経営計画です。
 
 まずもって経営理念/経営方針・・・。
 「WINNING」的に言えば、それはミッション(理念)&バリュー(行動規範)に当たります。

 換言すれば、「このビジネスでどうやって勝とうとしているのか?」。
 その問い掛けに対する、具体的な施策が戦略(重点目標)、結果指標の数値が予算です。

 理念実現のマイルストーンとして、長期事業構想~10年先の我が社~。
 長期を見据えた、中長期構想5ヶ年計画。
 直近の一年後を明確に捉える、計画損益計算書。
 会社全体の目標を、事業セグメント毎に細分化する部門別損益計算書・・・。

 「巨大な象を食べるにはどうする?
 一口大に切り分ければ良い。」
 まさしく、エレファントテクニックの手法です。

 今月、全社員を集めて経営計画発表会を実施します。
 その理由は何か?

 今何処に居て、これから何処を目指していて、そこへどうやって行くのかを、全員の腑に落とすためです。

新幹線型の企業

 次世代編、幹部編と続いた「勝利の経営塾」の最終章、「経営者編」無事閉講です。
 
 正直開講前は、少しばかり戦々恐々としていました。
 受講者20名中、半数以上が現役の社長または会長。
 他も、専務や取締役といった、文字通り経営層の人材ばかり。
 年齢的にも、社歴的にも、自分よりも上の方が沢山いらっしゃいます。

 しかし、案ずるよりも生むが易しとはこのことです。
 過去二回の研修では、自主性を呼び掛けても、挙手する方は殆どいませんでした。
 今回もその流れを受け、指名形式で進めていたところ、K社のF社長から一喝されます。

 「指名されてから、発言するというのは如何なものか?
 トップ自らが率先垂範して、手本を示せなければ、部下には指導できない。」

 おっしゃる通りです。
 この一言が全員の心に火を点けました。
 
 そこからは、積極的に、あけすけに、赤裸々に、率直に交わされる議論。
 決して中途半端では許されない、各々のキャリアと誇りをかけた、まさしく真剣勝負です。
 研修中だけにとどまらず、夜の懇親会での延長戦。
 酒が入ることで更に口が滑らかになり、垣根が取り払われ、より胸襟を開いての本音トークが繰り広げられます。

 1. 人間は、知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする
 2. 人間は、会えば会うほど、好意を持つようになる
 3. 人間は、相手の人間的な側面を知った時、より強く相手に好意を持つ様になる
 
 まさしく「ザイアンスの法則」そのものです。
 10社が各々、上下左右前後と、ばらばらな方向を向いていると、当然に力は相殺されてしまいます。
 逆に同じ方向へ結集させられれば、より大きな力を発揮できることでしょう。
 一つのレール上を走ることは勿論、これからは各々の車両が駆動力を持つ、新幹線型の強い偉大な企業を目指したいものです。

 皆さんの御協力を持って、素晴らしい時間と成ったことに、心より感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。

コップを上向きに

 「勝利の経営塾」経営者編が開講しました。
 20世紀最高の経営者と評される、元GE会長「ジャック・ウェルチ」氏の著書「WINNING 勝利の経営」をテキストにして、経営を学ぶシリーズも、次世代編→幹部編に続きいよいよ最終章です。
 
 人は、成長します。
 イクラちゃん → タラちゃん → カツオくん → マスオさん → ノリヘイさん。
 
 イクラちゃんは未熟なので、カツオくんの話をほぼ理解できません。
 小学生が日経新聞を読んで、難解に感じるのも同じ。
 お猪口へ向けて滔々(とうとう)と水を注いでも、その多くは溢れてしまうでしょう。
 
 日々勉強し、見識を深めることで、器は少しずつ大きくなります。
 お猪口 → コップ → どんぶり → バケツ → たらい。

 器が大きくなれば、少々難しい本も読みこなせるようになります。
 それが成長するということです。

 しかし、その大前提はコップを上向きにしていること。
 コップを伏せた状態では、ただの一滴も器の中に納まりません。 

 次世代の感性は、真っ白な乾いたスポンジ。
 素直な心で、教えをぐんぐん吸い込んでくれます。

 年齢や社歴を重ねてきますと、自分なりのこだわりが生まれて当然です。
 一方で、そのこだわりが強過ぎると、他人の意見を相容れない可能性も高まります。
 かくいう私も、加齢と共に、そうした頑なさを反省する場面が増えました。

 コップを上向きに。
 
 忘れない様にしたいものです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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