稟議差し戻しの理由

 松山の店長から相談がありました。
 某公共機関のインフォメーションボードに協賛看板を掲示した上で、MAPにも店舗の位置がポイントされるものです。

・ 看板サイズ150㎜×180㎜ 
・ 製作費20,000円
・ 掲載費年間150,000円

 「松山一店当たりのコストは4,166円/月なので、認知度upのための広告としては悪くないのではないか」
 
 店舗の経営は各店長に委ねているので、自店の予算の範囲内で広告戦略を打ち出すことは悪くありません。
 寧ろ、積極的な提案を待望していた位です。
 三店長の意見がまとまっているのであれば本来、進めて貰っても良いでしょう。
 
 しかし、敢えて一旦差し戻し、拙文を書いています。

 ポータルサイトや情報誌への出稿、チラシ配布、TVスポットといった媒体は、繁忙期に集中投下し閑散期は控える、或いは効果が無ければ止めるといった調整可能な変動費です。
 一方、常設看板は、完全に固定費として張り付きます。

 「仲介を□□件契約すれば元が取れる」

 この収支計算トークも度々耳にしますが、かなり危険な思考です。

 例えば、エイブルのロイヤリティで3件、家賃で4件、水道光熱費で1件、人件費で・・・という風に、損益分岐点は積み上がります。
 今回の看板では僅か数千円かもしれませんが、塵も積もれば山となるのが固定費の怖さです。

 誤解して欲しくないのですが、くれぐれも「やるな」と言っている訳ではありません。
 コストの性格を充分に理解した上で、費用対効果をしっかりと見極めて頂きたいだけです。
 看板やCMは徐々に効いてくるボディブロー的な媒体であり、直接的なリターンを期待するものではないため、判断は難しいところでしょう。

 以上の原理原則を踏まえた上で、現場の皆さんが「やはり実行すべきだ」と判断するのであれば、もう一度持ち上げて頂ければ幸いです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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