清貧なる大統領

 1月6日付の愛媛新聞国際面に、興味深い記事が掲載されていました。

『南米の小国ウルグアイの中道左派、ホセ・ムヒカ大統領(77)の清貧振りが世界で評判を呼んでいる。
 大統領公邸には住まず、郊外の農場で生活。
 月額報酬(約115万円)の9割近くを社会福祉基金に寄付。
 資産は、自宅農場と1987年製のVWビートルのみだ。
 
 評判を呼ぶきっかけとなったのは、昨年6月の国連持続可能な開発会議(リオ+20)でのスピーチだった。
 ムヒカ氏は国連加盟国193ヶ国の最後、各国の参加者が去った後、聴衆が殆ど居ない中で登場。』

 この簡潔なスピーチの内容が秀逸で、とても感銘を受けました。

 「貧乏な人とは無限の欲があり、幾らモノが有っても満足しない人のことだ。」

 どれだけ財産に恵まれていたとしても、毎日刺身やフォアグラや天麩羅やステーキばかり食べる訳にもいきません。
 毎晩、夜の街に繰り出して豪遊するのも大変でしょう。
 寧ろ、そうした生活を続けていると身体を壊して、美味しいものを食べることすら叶わなくなります。

 裏を返せば、お金や資産が無くても、「足るを知る」人の精神は富裕ということです。

 粗食を常として、腹八分目を心掛け、一所懸命勤労に励むからこそ、素材の美味しさに感動することができます。
 空腹こそが、世界一の料理人です。

 昨今、日本経済の凋落振りに注目が集まっています。
 しかしそれは、あらゆるモノが有り余る飽食に浸りながら、それでも尚満たされないでいる日本人に鳴らされた警鐘に他なりません。

 豊かな強い日本を取り戻すための第一歩は、ムヒカ氏のスピーチにおける、「貧乏な人とは」の部分を「日本人とは」に置き換え、省み戒めることから踏み出すべきでしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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