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百万円よりも価値ある一万円

 昨日は、冬季賞与額決定を受け、対象者全員の評価面談を行いました。
 前職では必ず行っていた評価面談ですが、会社を立ち上げてからこれまでは、訳あってできていません。
 前回の夏季賞与支給の折り、評価を巡って現場から声があがり、実施の運びとなった次第です。
 
 「自分の何が評価されて、何処が減点ポイントであったのか?」
 「次に向け、どう改善すれば更なる評価が得られるのか?」

 一所懸命に取り組む社員にとってみれば、最も気に成るところでしょう。
 迂闊にも、一番大切なプロセスをすっ飛ばしていたようです。
 賞与評価の時期になると、いつもこの話をします。

上司 : 賞与を100万円貰えたら嬉しいか?
部下 : 当然、嬉しいですよ。
上司 : 仮に100万円だったとして、同僚と明細を見せあった際に、格下と思っている部下が200万円貰っていたら、どう感じるだろう?
部下 : そりゃ腹が立ちますよ。
上司 : では、総務から「今期は利益が出てないので賞与も出せません。」という通知が来たら?
部下 : 流石にへこみます。
上司 : でもその後、社長が突然現れて、「会社としては無い袖振れないんだけれど、君のことは評価しているので、充分ではないが受け取ってくれ」と封筒を手渡された。中身は1万円。どう思う?
部下 : きっと、感激すると思います。

 この様に、100万円でも腹が立つことはあるし、1万円でも涙する程感激することだってある。
 ポイントは、自己重要感が満たされるか否かです。

 相対評価の中で、秀でた社員は褒め讃え更なる頑張りを、劣った社員には改善の方向性を示し次への奮起を、期待感と共に伝え、モチベーションを向上させるのが重要な上司の役割でしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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