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アットホーム

 平成6年10月、全国に誇る芝居小屋「内子座」がありながら、地元に劇団が無いのは寂しい、と言う声に呼応する形で、劇団オーガンスは旗揚げしました。
 県内に、アマチュア劇団は数多く存在しますが、なかなか長続きしません。
 その理由は、以下の通りです。

① 経済的に持ち出しが大きく、負担に耐えられなくなる
 オーガンスは創設時、団員から一人2万円の出資金を募りました。
 株式会社の様に、当初の運営資金とした訳です。
 しかし、集めた出資金は3年目までに全額返還し、今も持ち出しはありません。
 黒字経営の秘訣は単純明快、公演毎に「収入の範囲内で支出を抑える」「支出を賄うだけチケットを売る」という方針を徹底しているからです。

② 中核メンバー同志の意見の相違によって仲間割れ
 そもそも、芝居を志す人間は主義主張が強く、人の意見を受け入れない方が支配的です。
 表現を巡っての拘りでぶつかり合い、それがエスカレートすると解体につながってしまいます。
 我が劇団は、良い意味での素人集団を自負しており、相互の意見を受け入れられる寛容さが救いです。

③ 代表者の本業が多忙となり続けられなくなる
 実際に5年目、大きな転機を迎えます。
 創設時の代表であった私が社内異動し、一次離脱を余儀なくされました。
 そこで代表の跡目を二代目に譲るわけです。
 そのバトンは、現在の三代目につながれています。

 代表だけではありません。
 定期公演15本プラス番外公演数本と、年一回以上発表しているオリジナルの原作・脚本は、当初自分が過半を手掛けてきましたが、近年3名の優秀なシナリオ作家を輩出してきました。

 役者陣は、転勤・異動・転職・卒業・就職・結婚・出産・疾病といったライフイベントによって主力を失った時にでも、必ず新しいメンバーが彗星の如く現れ出るのです。
 
 一人に寄りかかるワンマン劇団ではなく、様々な才能と個性をもったスタッフが、その時々の状況に合わせて補完し、新陳代謝を繰り返し、お客様のニーズに対応してきたからこそ、18年間も継続できたのでしょう。
 実際に今年の初代代表は、心苦しくも仕事にかまけて殆ど貢献できていません。

 昨夜は、今年一番の寒さにも関わらず、満員のお客様から温かい声援を頂きました。
 奇しくも演目は、今年初めてメガホンを取る新生の書き下ろした「アットホーム」。
 これからも内子座を舞台に、新旧スタッフにお客様も交え、文字通りアットホームな活動を、末永く続けていきたいと思います。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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