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生き残りを賭けた戦争

 先日行ったSWOT分析は、初めて経験する社員も少なくありません。
 後日寄せられた感想で、最も多かったのが、「これまでいかに、ライバルを意識していなかったか。ライバルのことを知らなかったか。身にしみて判りました。」という声でした。

 本田宗一郎の言葉を借りるまでも無く、ビジネスは食うか食われるかの戦争です。
 例えば今あなたに、招集礼状が届き、最前線の戦地に駆り出されたとしましょう。
 敵陣との距離は僅かに1㎞、一触即発の睨み合いが続いています。

 統率力を買われた貴方は、一個分隊の隊長を任され、斬り込み役として先陣を務めることとなりました。
 その時、まず何をするでしょうか。
 当然に、相手の兵力を探ります。

 戦車の数は? 型式は? 
 兵士の数は? 配置は? 
 対象は誰か? その居場所は?

 と同時に、そのデータを自分達の兵力と比較する筈です。
 強み:自分達の勝っているところは何か?
 弱み:自分達の劣っているところは何か?

 敵軍が同盟を結んでいる他国の動きも気に成ります。
 そうした情報に基づいて、自軍の強みを活かし、弱みを薄め、最も優位に戦いが進められる戦略を練る筈です。

 また、歴史的にも勝敗の行方を分けてきた、天候はどうでしょう。
 晴天が続くのか? 雨が降るのか?
 風は追い風か? 向かい風か?
 日照り続きで飢饉となり、食糧の先行きが危ういとなれば、短期決戦に持ちこむ必要があります。
 
 外的な要素は、自軍にとって機会か? それとも脅威か?
 その判断の誤りは、死を意味します。
 正確な判断を導くためにも、新鮮で正しい情報は不可欠です。

 『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』

 この諺を逆説的に換言するなら、『敵を知らず、己も知らねば、百戦百敗』
 一方的に敵に攻め込まれ、率いた隊は全滅、同志は犬死にです。

 繰り返しますが、SWOT分析シートの四つのマスを埋めることが目的ではありません。
 このSWOT分析を、意識改革のきっかけとして下さい。
 殺し合うことはしないまでも、企業間の生き残りを賭けた争いは、戦争そのものなのです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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