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ノーベル賞的婚活理論

 今年のノーベル経済学賞を受賞した、「ロイド・シャプリー」氏の対象テーマは、「安定配分理論とマーケットデザインの実証」ですが、この研究の過程で実践的に応用された、結婚相手のマッチング手法が注目されています。

【 限られた出会いの中で、最も良い結婚相手を射止めるには 】
 ※ さしずめ「プロポーズ大作戦」の「フィーリングカップル」です
① 男女それぞれ10人ずつを集める
② 最も妻にしたい女性に対して、男性全員がプロポーズする
③ 複数の男性からプロポーズを受けた女性は、その内1人を選んで受け入れる(婚約成立)
④ 一人の男性からだけプロポーズされた女性も、そのプロポーズを受け入れる(婚約成立)
⑤ 誰からもプロポーズされなかった女性は、次のラウンドを待つ
⑥ 第1希望の女性に断られた男性は、第2希望の女性にプロポーズする
⑦ 既に他の男性のプロポーズを受け入れている女性もフリーで、第2希望の女性に選択できる
⑧ 婚約成立中の女性は、次のラウンドでプロポーズしてきた相手の方が好みなら乗り換える(婚約解消&成立)
⑨ 男性の希望リストが最後の女性に至る迄、この手順を繰り返せば、最終的には全員がカップルとなる

 「当然に、全員が自分の好みのパートナーに恵まれる訳ではない。
 なぜならば、複数の男性が同じ女性を好み、複数の女性が同じ男性を好むからだ。
 それでもこの手法によれば、全員にとって最大の利益となる、カップル形成が可能である。」

 これが「アルゴリズム」と呼ばれる理論です。
 突っ込みどころは満載ですが、更に解説はこう続けます。 
 
 「このアルゴリズムは、平等性の問題を解決しない。
 男性側からプロポーズする場合、女性よりも男性にとってより好ましい結果となり、女性の側からプロポーズしていった場合にはその逆になるからだ。」

 それでもスウェーデン王立科学アカデミーは、「この演算手順(アルゴリズム)に則れば、常に安定したマッチングをもたらすことが数学的に証明された」との評価です。

 各自の好みを尊重しながら最適に組み合わせるこの理論、実はお部屋探しの入居者と大家さんの関係にも応用できます。
 「百点満点のお部屋はありませんよ」
 「第一希望が埋まってしまった場合に備えて、第二希望を決めておきましょう」 

 需要と供給が最適に組み合わされない市場原理の事象に対し、これらを補正する理論と実証で多くの社会システムの改善に貢献した・・・これがノーベル賞受賞の理由でした。
 お部屋探しと経済と婚活との相関関係が、少しだけ見えてきたでしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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