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保守的な生きもの

 人間は、基本的に保守的な生き物です。
 変化を恐れ、新しいことを始めようとすると、抵抗を示します。
 
 『強いものが生き残るのではない。
 賢いものが生き残るのでもない。
 唯一、変化に対応するものだけが生き残る。』
 
 ダーウィンの進化論を引き合いに出すまでも無く、環境変化に対応できない種は絶滅してしまうにも関わらずです。
 
 「昨日までのやり方を改め、今日から新たな取り組みにチャレンジしよう!」
 組織の泉に、変化の一石を投じると、大きな波紋を生むものです。

 ・ 時間がない
 ・ 人がいない
 ・ ノウハウがない・・・

 できない理由や、変化した場合に想定される弊害が、次々と挙げられます。
 そうした意見も、部分的に見れば決して間違っていません。
 勢い声も大きくなりがちです。

 2004年 アップルコンピュータ日本法人代表であった原田永幸氏は、業績不振に陥っていた日本マクドナルド社からヘッドハンティングを受けます。
 当時、「マック(マッキントッシュ)からマック(マクドナルド)へ」というフレーズで話題になりました。

 異業種から参入した原田社長は、利便性追求のための「24時間営業店の拡大」や、美味しさにこだわった「作り置き無し」、より早くを実現する「オーダーから一分以内で提供」等々の斬新な戦略を、次々と打ち出します。
 その当時、異業種交流会で、マクドナルドの店舗開発担当者とお話しする機会がありました。
 
松岡:「藤田前社長の時代と比較して、原田社長の体制は如何ですか?」
担当:「・・・まあ数字が出てますからね、良い社長なんでしょう。」

 かなり皮肉に満ち、半ば自虐的に、本心を吐露されたものです。
 実際、当時マスコミでは、「現場の判らないTOP」と従業者との深い溝が、何度も取り挙げられています。
 名ばかり管理職としての店長に対するサービス残業訴訟や、労働組合との軋轢もありました。
 しかし、あれから数年が経過した今、原田社長の采配や戦略にケチをつける人はいません。

 従業員の都合や生産体制に主眼を置く、天動説のプロダクトアウトか、
 お客様のニーズやウオンツに着目した、地動説のマーケットインか、
 その違いが、マクドナルド復活の大きなポイントでしょう。

 『事業経営とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社を作りかえることである』 一倉定   
  
 今月の全社会議で話し合う、大きな大きなテーマです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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