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狭く深く&広く浅く:後篇

【 デメリット 】
 ① その仕事だけしかできない、偏った人材が増える
 ② 他店や他の事業部と協力する気持ちが薄れ、セクショナリズムが助長される
 ③ 前工程や後行程の苦労が判らないため、社員間に不協和音が生まれる 

 我々仲介店舗の現場には、管理・仲介という大きな括りがあります。
 管理全般を店長が、他の社員が仲介をこなす、そんな役割分担もあって良いでしょう。
 しかし、それはあくまでも一つのパターンであって、万能のベストではありません。

 管理と一口に言いますが、その仕事は多岐に渡っています。
 大家様訪問、水道検針、請求書発行、建物点検巡回、建物管理報告書、退去立会、敷金精算、改修見積、発注、鍵交換、清掃依頼、封水チェック、業者訪問、クレーム対応、管理文書投函、滞納督促・・・。
 
 我が社の様な小さな会社の小さな店でも、一度も手を染めたことのない仕事がある筈です。
 すると、その部分のスキルは、まかり間違っても磨かれません。
 前工程や後行程に携わる方の苦労が判らないため、悪気なく中途半端な状態でトスしてしまいます。
 もっと判り易く、具体的にお話ししましょう。 

 滞納の取り立てを自分自身が行って、一度でも苦労したことがあれば、信用の担保されない入居者は入れない様に細心の注意をはらいます。
 ペットのクレームで何度も呼びつけられた経験があれば、「迷惑かけなければ大丈夫でしょう」といった、軽いノリの背中押しはしない筈です。
 
 総ての仕事を完璧にこなすスーパーマンを目指すことは不可能ですし、その必要もないでしょう。
 しかし、業務の流れを一通りマスターすることは、スペシャリストを目指す上でも結果的にプラスとなります。
 特に、将来的に店長やそれ以上を目指すのであれば、そこを避けては通れません。

 また、行き過ぎた分業は、リスクヘッジという観点からも危険です。
 大きな会社であれば、仮にその人が抜けたとしても、埋め合わせができるだけの層の厚さがありますが、小さな会社の分業化は、その人に万が一のことがあった場合に、機能が完全に麻痺します。

 「特定の人だけにしかできない」という状況を回避すべく、システム化・マニュアル化と共に進めなければならない重要なテーマが、相互に前工程・後行程を積極的に知ることです。
 orから&へ「広く浅くor深く狭く」ではなく、「広く浅く&深く狭く」を心掛けましょう。    以上
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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