限界は心が決める

　ＭＬＢエンゼルスで活躍する、大谷翔平選手についてです。

　昨シーズンまでの活躍も、充分過ぎる程超人的でした。

　今シーズンは更に円熟し、異次元の領域を更新し続けています。

８月５日現在

【　打者　】

・打率　　　　．３１０（３位）　

・安打　　　　１２６本（３位）

・本塁打　　　　４０本（１位）

・三塁打　　　　　７本（１位）

・得点　　　　　８５点（２位）

・打点　　　　　８２点（２位）

・四球　　　　　７１個（１位）

・出塁率　　　．４１３（１位）

・長打率　　　．６８３（１位）

・ＯＰＳ　　１．０９６（１位）※出塁率＋長打率

【　投手　】

・勝利数　　　　　９勝（８位）

・奪三振　　　１３０個（３位）

・奪三振率　１２．０７（２位）※一試合９回当たりの三振数

・被打率　　　．１８６（１位）

　

　打者として、ホームランは２位に１１本差をつけて独走中。

　投手として、被打率はリーグ唯一の１割台。

　日本人のみならず世界中が熱狂する中、ＭＶＰ受賞者を予想する米ブックメーカーは、異例の発表を行いました。

　「私達は既に、ショウヘイ・オオタニがMVPを受賞したも同然だと知っています。
　　だから私たちはこの史上最高に賭けた人全員に今日、配当を支払います。」　
　シーズン終了まで、まだ２ヶ月を残すこのタイミングでの発表です。

　彼がかつてＮＰＢで、そしてＭＬＢで、「二刀流を目指す」と宣言した時、批判的かつ冷ややかに見ていた評論家は少なくありませんでした。

　「二刀流が通用するほどメジャーは甘くない。」　

　それから５年が経過した今、アメリカの大学リーグでは、野手兼投手（二刀流）の登録が急増しているそうです。　

　限界は心が決めるもの。
　固定観念のグラスシーリング（見えない天井）を実力と実績で打ち砕いた、たった一人の日本人が教えてくれます。