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法治国家の原則

 ボクシング協会、体操協会、テコンドー協会・・・。
 独裁的な運営が、問題視される協会は沢山あります。 
 例えば、身近な協会で起っているのはこんなことです。

 Aさんは、社内でハラスメントしたらしい。
 被害者とされる人の証言も得た。
 委員会で聴聞の場を設けたけれど、Aさんは病気を理由に欠席した。
 Aさんは理事に相応しくないので、理事職務停止および二期4年の被選挙権停止。

 協会とは全く関係のない民事のトラブルに対して、確たる証拠を示さず、一方の自己申告だけを鵜呑みにして、本人に対する弁明の機会も与えることなく、一方的に処分する。
 このやり方には、三つの致命的なエラーがあります。

1. 近代法の基本である、「推定無罪」の原則に沿っていません。
  『推定無罪』 = 何人(なんびと)も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される。

2. 理事職務停止は、法令にも定款にもなんら定めはありません。
  総会決議事項である、理事解任の「潜脱」です。
  『潜脱』 = 法令等による規制を、法令で禁止されている方法“以外”の方法により免れること。

3. 立候補は、全ての会員に認められた基本的な権利です。
 
 一委員会が、独自の判断によって、会員の基本的な権利を剥奪できる・・・。
 こうしたやり方がまかり通るなら、自分達の意に沿わない理事を、次々と粛清することが可能となります。
 まさに秘密警察の魔女狩りです。
  
 日本は法治国家。
 公益法人は、公益性の認定を受けた団体です。
 いかに独裁者の力が強大でも、どれだけ多くの支持者が居たとしても、法を違える行為を正当化することはできません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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