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フルコミ営業の仕事観

 不動産業界の中には、フルコミ(フルコミッション)営業と呼ばれる人達が存在します。
 
 もっともポピュラーなのは、固定給。
 成果に対する業績給は、賞与に反映されるケースが一般的です。
 
 手数料が基準を超えると、固定給とは別に、一定割合が付加されることをコミッションと言います。
 例えば、固定給を20万円と定め、手数料額が20万円を超えた部分について20%をコミッションとする場合。
 仲介手数料を50万円上げた際のコミッション額は、(50万円-20万円)×20%=6万円。
 固定給の20万円と、コミッション6万円を足して、26万円が支給されることになります。

 コミッションは、実績に応じて還元されるやり甲斐や、数字だけでは割り切れない不条理といった功罪両面があるものの、我が社でも一部だけ取り入れています。

 さて、フルコミとは、固定給がゼロで、コミッションのみの営業という意味です。
 会社と営業マンとの配分は、本人7割、会社3割。
 この場合の収入は、50万円×70%=35万円となります。

 フルコミ営業は、独立時に必要な開業資金や事務所の維持管理コストがかかりません。
 会社側も、通常固定費となってしまう人件費を、売上に応じた変動費とすることができます。
 一方で、フルコミだろうと固定給だろうと、会社に所属する社員であることは変わりなく、会社は問題が発生した時のリスクを追います。
 また、営業マンとすれば、売上を計上しない月の収入はゼロであるため、極めて不安定です。

 私の経験上言わせて頂くと、お客様からも会社からも信頼され、尚且つしっかり数字を上げられるフルコミ営業は見たことがありません。
 それができるなら、迷うことなく自営開業することを御奨めします。
 就業規則や勤務時間に拘束されず、口利きだけで収入を得られることを是とする、無資格のブローカー人種がもっぱらです。

 社員にとって、会社に帰属する大きな目的の一つは、「労働の対価を得る」こと。
 会社にとって、社員を雇用する大きな目的の一つは、「業績に貢献して貰う」こと。
 しかし、労使の結びつきがそこだけに留まるなら、仕事は極めて無味乾燥なものに成り下がってしまうことでしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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