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インスペクション不発

 12月1日付の日経新聞に、インスペクション関連の記事が掲載されています。

 「流通増狙った法改正、あっせん制度不発」
 「中古住宅の診断 普及せず」
 「仲介業者・売り主 消極的」

 まずもって、各国の中古住宅割合は、以下の通りです。

 日 : 15%
 仏 : 68%
 米 : 83%
 英 : 88%

 つまり、マイホームを取得する際、欧米では大部分が中古住宅ですが、日本では新築主体。
 中古住宅はというと、まだ住めるにも関わらず、スクラップ&ビルドの運命です。
 これでは、地球上の資源の無駄遣いでもあるし、非経済的でもあります。
 
 事態を憂い、今年4月、鳴り物入りで法改正が図られました。
 売主や買主に対して、建物状況調査(インスペクション)制度の紹介を義務付けた訳です。
 
 インスペクションによって、「築20年経過していますが建物は堅牢ですよ」とお墨付きを得ることで、中古住宅の取引が活性化するとの目論見でした。
 ところが、法改正施行から半年以上経過した今、普及率は1%未満です。

 ポータルサイト「SUUMO」における、中古住宅全体に占める、インスペクション済み物件の割合は・・・。
 戸建て = 0.65%
 マンション = 0.37%

 問題点は、明確です。
 義務付けられたのは、インスペクションの実施ではなく、インスペクションの紹介に過ぎません。

 築年の割に程度が良いという確信があればともかく、インスペクションによって何らかの問題が発見されると価値が下がってしまうリスクを押してまでも、費用をかけて調査したくないというのが本音でしょう。
 車の車検制度の様に、実施自体が義務付けられない限り、定着は望めないと思います。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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