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無知は罪

 先日行われた、宅建協会南予ブロック研修のメインテーマは、「高齢者との不動産取引」でした。
 
 賃貸住宅のオーナー様は概ね高齢者です。
 管理契約の途中で、お亡くなりになることも珍しくありません。

 オーナー様が死亡した場合にでも、賃貸契約自体は継続します。
 一方、管理業務委託契約は、原則終了します。
 物件は相続人に引き継がれますが、その相続が見届けられるまでは、新規の募集を止めるのは当然です。

 仮に、配偶者と息子と娘が居た場合、3人に相続が発生します。
 当該アパートについて、遺産分割協議により、3人の共有にすることもありますし、一人の名義になる場合もあります。
 最終的に相続人となった方と、新たに管理業務委託契約を結び、晴れて募集再開の運びと成ります。
 相続が争族になると・・・、甚だ厄介です。

 さて、オーナー様が認知症と疑われるケースでも、留意する必要があります。
 まずは、推定相続人の方に相談して、医師の診断を仰ぎます。
 進行度合いに応じて、契約の有効性が揺らいでくるからです。
 
 判断能力が不十分なら、補助人
 判断能力が著しく不充分なら、保佐人
 判断能力が欠けているなら、成年後見人

 仮にこのプロセスをすっ飛ばしたり、「印鑑も通帳も任されている」と自称する推定相続人の方と契約したりすると、後々禍根を残します。
 数年後相続された正式な所有者から、「契約は無効」として過去に遡り、金員の返還を請求される恐れもあるでしょう。 
 
 やはりここでも、無知は罪です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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