一日一生の連続

 訃報に接する度、似たような文章を綴ってきました。
 何度繰り返しても、自省・自戒なくしては語れない愚かな生き様です。
 いや、身近な訃報は、その愚かさを諭すための機会なのかもしれません。 
 
 亡父は、46歳で結核を発症し、入退院を繰り返し、59歳の若さで息を引き取っています。
 肺結核は静かにゆっくりと、そして確実に父の身体を蝕(むしば)んでいきました。
 食欲が亡くなり、身体が痩せ細り、咳がひどくなり、死というものが近付いていることを、周囲のみならず本人も自覚していた筈です。
  
 亡母は、四年前のクリスマスイヴの夜、炬燵の中で心臓発作を起こし、たった一人で亡くなりました。
 享年77歳。
 彼女はきっと、明日の朝に目が覚めないことなど思いもしなかったでしょう。
 
 人の死は、癌の様に予兆を感じさせるパターンと、心筋梗塞の様に突然召されるパターンとに分かれます。
 終活の準備期間を与えられる方が良いのか?
 もしくは、ある日突然、こときれる方が良いのか?
 畏れ多くも究極の選択です。

 しかし唯一確実なのは、「生」ある限りにおいて「死」は免れられないということ。
 今日の帰路、交通事故に遭うかもしれないし、明日の朝、心不全に倒れるかもしれません。
 であるにも関わらず我々は、永遠に生きるかの如く錯覚をして、今日やるべきことを明日に先送りしながら生きています。 

 夜、眠る時に命を終える。
 朝、目覚めた時に新たな命が吹き込まれる。
 
 一日一生の連続こそが人生です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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