資本家と経営者:前編

 自分はこれまで、二社の社長を務めてきましたが、何れも資本家を別にする、言わば雇われ社長でした。
 資本主義および株式会社の原理原則として、会社は資本家のものです。
 
① 100% ・・・ 代表取締役も兼ねれば会社の全実権を支配
② 2/3 ・・・ 特別決議(定款変更、取締役解任、合併、解散等)を可決できる
③ 過半数 ・・・ 上記特別決議以外の普通決議を可決できる
④ 1/3 ・・・ ②の裏返しで、特別決議を否決できる
⑤ 3% ・・・ 株主総会の召集、帳簿の閲覧ができる
⑥ 1% ・・・ 株主総会における議案提出権が認められる

 上記で明らかな様に、発行株式の2/3というのが、会社を支配する上での大きな節目です。
 一方、1/3を有していれば、強大な発言力を持つ大株主と成ります。

 経営者にとって、最も大事な仕事は資金繰りです。
 企業にとって資金は血液。
 どれだけ健康体でも筋肉隆々でも、血液が止まれば突然死してしまいます。

 資本家を兼ねない社長は、その資金繰りから解放されます。
 また、金融機関からの借り入れに際しても、個人保証を求められることはありません。

 以前の会社が民事再生申請した際、自分は子会社の社長。
 親亀こけたら子亀もこける。
 資金繰りに窮し、自前での借り入れが必要になりました。
 責任感から、個人保証も厭わない覚悟でしたが、この時受け入れていたら、今の会社を起業することはできなかったかもしれません。

 資本家兼の経営者は、自らの報酬を幾らに設定しようと、会社の経費で高級車を持とうと、接待交際費をどれだけ使おうと、誰から責められることも無い。
 しかし、会社が破綻した時には、連座して自己破産にまで追い込まれます。

 働く者として、責任と役割はしっかりと理解しておくべきでしょう。     つづく
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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