バナナの叩き売り

 稲盛和夫氏の名著「実学」は、難解な決算書を、判り易く読み砕くことのできる魔法の著です。

 【 バナナの叩き売り 】
 脱サラして、バナナの叩き売りを始める。
 手元資金は2,500円・・・これが資本金です。

 まず商売を始めるための道具を買い揃える。
 ① 商品を並べるリンゴ箱  300円
 ② リンゴ箱を覆う白い布 1,000円
 ③ 叩き売りするための棒 200円
   合計 1,500円・・・これが資産です。

 一房50円で20房のバナナを仕入れ1,000円・・・これが原価です。
 ここまでで、2,500円の資本金は使い切ってしまいました。

 一房平均150円で全て完売して3,000円・・・これが売上です。
 売上3,000円から原価1,000円を差し引くと2,000円・・・これが利益です。

 完売の情報を嗅ぎつけた税務署の担当者が、
 「2,000円儲かったのだから税金を1,000円納めなさい。」と言ってきました。
 
 しかし、手元には500円しか残っていません。
 正確には、リンゴ箱+布+棒+現金500円。

 このリンゴ箱等が、これからも商売を続ける上で必要な設備であるならば、貸借対照表の中で資産として計上すべきです。
 ところが、使っていく内に、リンゴ箱はへこみ、棒は擦り減り、布は破れ、やがて価値はゼロになります。
 これを耐用年数と云います。
 仮に、5年であるならば、毎年300円ずつ経費として計上し、5年後には無価値になる・・・これが減価償却です。

 減価償却については、裁量に委ねられていますが、売却時や棄損時には一括処理が求められます。
 会社の安定性や収益性や健全性を測る、一つの指標が減価償却です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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