心の十字架

 「タカタ」株主総会の様子が、日経新聞に掲載されています。
 タカタは、自動車メーカーから出資を受けていない独立系の優良企業でした。
 往時のエアバック搭載シェアは20%で、世界第二位です。
 
 製品の不具合に伴う事故が相次いだことで、巨額の損害賠償が顕在化。
 シェアの高さはリスクの大きさに比例し、世界的な優良企業を転落へと導く、皮肉な結末と成りました。
 株主からの発言は辛辣です。

 「問題は会長の姿勢だ。 家や不動産など、私財を提供するつもりはないのか?」
 中小企業の多くは、株主=経営者ですから、原則一心同体。
 金融機関からの借入に当たっては、当然に個人保証を求められます。
 しかし、上場企業の場合は、必ずしもそうとは限りません。

 「取締役は現行のメンバーで良いのか?」
 民事再生法は、経営者の残存を認めています。
 債務の大半を減免して貰った上で、社長はそのままでも良い・・・という法律です。

 とはいえ、再生認可には債権者集会というハードルと条件があります。
 1. 出席債権者の過半数の賛成
 2. 再生債権額の二分の一以上の賛成

 一般的には、小口の債権者には全額を支払い債権者数を絞り込み、大口の債権者に対して協力の根回しを行います。
 その上で、道義的な責任を果たすべく、経営者や役員が退陣してけじめをつける訳です。

 自分は、前職の会社で役員を務めていました。
 しかし、民事再生法申請時には、子会社に転籍していたため、債権者集会には出席していません。 
 子会社のスポンサー付けを見届けた段階で退職したのは、A級戦犯の一人として当然のけじめ。
 今も、心の十字架は背負ったままです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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