学識経験者

 第二回大洲市マスタープラン策定委員会に参加して参りました。
 大洲市宅建協会を代表して委員に指名されている訳ですが、カテゴリーは学識経験者。

 『学識経験者』
 学問上の知識と高い見識を持ち、生活経験が豊かであると社会が認めている人
 学歴中卒の学識経験者です(笑)

 第一回目の委員会で、歯に衣着せぬ論評をしたために紛糾し、二回目開催に5ヶ月を要しました。
 今回は、「お手柔らかに」と釘を刺されたこともあり、スムーズな議事進行に努めたつもりです。
 さて、随所に登場する「空き家バンク」について、若干補足させて頂きます。

 所有者は、空き家を処分することができ、
 移住者は、低廉な住宅を安心して取得でき、
 業者は、手数料を得ることができ、
 地域と行政は、人口減少に歯止めがかかり、活性化し、税収も増える・・・。
 総論としての「空き家バンク」は良いことばかりです。

 しかし、運用上は問題も孕んでいます。
1. ミスマッチ
 移住者はTV番組等の影響を受け、夢を膨らませて物件を探します。
 ある程度の品質であり、田舎であってもそこそこ利便な、別荘的な感覚が田舎暮らしのイメージです。
 ところが実際の物件は、深い山奥に建つ築40年以上の荒廃した住宅だったりします。

2. 媒介契約
 受け皿となる宅建業者は、ボランティアではありません。
 ビジネスとして成立しなければ永続できないのは当然です。
 「100万円でもいいから売ってくれ」と言われた時の報酬上限額は5万円。
 「家賃1万円でもいいから貸してくれ」と言われた時の報酬上限額は1万円。
 物件調査、役所調査を行い、重要事項説明書、契約書を作成し、瑕疵の内在リスクの高い物件を媒介する報酬額としては少なすぎます。
 「利」小さく、「労」「リスク」が大きい場合は、お断わりせざるを得ません。
 従って、空き家バンク登録の前提となる媒介契約段階で、ふるいにかかってしまう可能性は大です。

 空き家バンクだけに限らず、耐震診断・耐震補強も、公営住宅の指定管理者委託も、各々壁はあります。
 マスタープラン策定は、ゴールではなくスタートであるという認識が必要でしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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