突き放す愛情

 落語家の桂歌丸さんが、肺炎で入院したそうです。
 常に酸素ボンベを携えて高座に臨む80歳ですから、そのニュース自体に驚きはありません。
 しかし今回は、原因が違っていました。

 通常のウイルス感染ではなく、酸素の過剰吸入が誘発する珍しいケースだった。
 「担当医にはボンベから流出する酸素は“毎分2~3リットル”と言われていた」。
 しかし、歌丸さんは息苦しさを緩和して翌日以降の寄席に備えるため、担当医の指示以上の酸素を体に取り込もうとして、流出量を毎分5リットルにしたという。
 関係者は「それが裏目に出た」と話した。
 実は人間の体は酸素が与えられすぎると、酸素が足りていると勘違いをして呼吸を休んでしまうという。
 呼吸をしないと二酸化炭素が排出されず、体内に充満する。

 まさに、「過ぎたるは及ばざるが如し」。
 
 同じく発熱は、体内のウィルスを撃退しようとする、生まれながらに備わった自然治癒力です。
 解熱剤を飲めば、一時的に熱は下がり楽になるものの、反面ウィルスの繁殖を助長し、完治を遅らせます。
 人間の身体に備わった機能は、かくも精密で素晴らしいものなのです。

 社員教育も同様。
 上司のフォローや教育は重要ですが、度を越すと、本人の能力の伸びシロにキャップ(蓋)をしてしまいます。
 「小善は大悪にも似たり。 大善は非情にも似たり。」
 
 過酷な環境下で生き延びる術として、敢えて千仭の谷に突き落とし、這い上がって来た我が子だけを育てるライオンの様に、時には突き放す深い愛情も必要でしょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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