百万より値打ちのある3千円

 経営再建中のシャープは、国内グループ会社の全社員に「感謝のしるし」として、一律3,000円を支給すると表明しました。
 
 「国内の構造改革に一定のめどが付きつつある。
 少額だが、職場の親睦会や家族へのねぎらいの一部として使ってほしい。」 戴正呉社長

 たった3,000円?と思われるかもしれませんが、対象者は19,000人、総額5700万円です。
 そして、この3,000円には、金額以上の価値があります。

 シャープはそもそも、シャープペンシルを開発した会社で、それが社名の所以です。
 斬新な電化製品の開発に長け、家電メーカーの一角に上り詰めます。
 平成に入ってからは液晶ブームに乗り、亀山工場を建設。
 亀山モデルを看板に、世界的な液晶ブランドとしての地位を確固たるものにします。

 ところが、韓国や台湾等の海外メーカーとの乱戦によって、液晶パネルが世界的に値崩れ。
 巨額投資の負担は重く、経営危機に陥りました。
 生き残りをかけて募るスポンサーもなかなか決まらず、その間の経営はますます悪化し、資金繰りは逼迫。
 希望退職等で、同志も次々と会社を去っていきます。

 その間、当然に賞与は支給されず、給料も目減り。
 社員の皆さんの生活も、精神状態も、相当厳しかったものと推察します。
 昨年8月、鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入り、鴻海ナンバー2の戴氏がシャープ社長に就きました。

 当初は、液晶技術等のシャープの独自能力を、良い所取りされるのではないかという疑心暗鬼もあったようです。
 しかし、先述した通り、復調の兆しが見えています。

 ある意味、今回支給される一時金は、バブル期に貰う100万円よりも値打ちのある3,000円かもしれません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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