異形の膨張

 3月26日付「日本経済新聞」の一面TOPは、5段抜きの扱いでした。

 ◆ アパート融資 異形の膨張
 ◆ 年3.7兆円 新税制で過熱

 2016年の不動産向け融資が12兆円超と過去最高を記録したそうです。
 背景や要因は、幾つかあります。

1. 相続税対策
 ※ 一昨年の改正に伴い、4%から6%に課税対象者が広がりました

2. 低金利
 ※ バブル期8%を超えたアパートローンの金利は今や1%台、返済額は約半分です。

3. アベノミクス
 ※ 株高や、大手企業の好業績に伴い、一部富裕層に金余り現象が起きました。

 米リーマンショックを引き起こした、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の日本版にもなり兼ねないと、大手銀行首脳も語っています。
 
 ここで問題なのは、市場原理を無視した供給過剰です。
 相続税も、低金利も、アベノミクスも、全て貸し手側の問題であって、借り手が増えた訳ではありません。
 需要は変わらないのに供給だけが増えれば、空室が増加し、家賃が下がり、大家さんの賃貸経営が立ち行かなくなり、やがてブーメランの様に、金融機関のローンが滞ります。

 「08年に破裂した、米サブプライムローン問題も、潜伏機関では誰も疑問を持たず、危機は静かに進行した。
 需要と釣り合わないアパート融資急増のひずみは着実に増している。」

 私は、少なくとも3年前から、疑問を呈しているつもりです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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