沈黙~サイレンス~

 二人の息子を連れて・・・いや連れられて、映画「沈黙~サイレンス~」を観に行きました。
 アカデミー監督賞受賞マーティン・スコセッシ監督の字幕作品ながら、遠藤周作原作の角川映画という異色作です。

 舞台は江戸時代初期の長崎。
 キリシタン弾圧の歴史を通じ、人間の強さと弱さ、信頼と裏切り、糾弾と赦免の対比が、リアルに描かれています。

 改めて感じるのは、人は孤独で弱い生き物だということ。
 だからこそ常に、心の拠り所を欲し、同じ価値観を持つ仲間で群れようとします。
 宗教はその一つの形です。

 一方、そこに属さない人々は、そうした偏執的な動きを恐れます。
 自らを脅かすものとして対峙し、排他的なスタンスを取ります。
 時に攻撃的にもなります。

 また、透かし見える実態無き脅威は、体制を維持する上で極めて有効です。
 政治も外交も同じでしょう。
 韓国や中国が反日教育によって国民を扇動する理由は、日本を仮想敵とすることで政権批判の矛先を逸らし、内なる結束を高めるため。
 「メキシコとの国境に壁を作る」とか、「イスラムの人間は入国させない」とか、過激な某大統領も引き締めに躍起です。

 「虐めグループに逆らったら自分が虐められるので、心ならずもシカトした。」・・・これもしかり。
 友達同士でお茶を飲みながら、その場に居ない第三者を引き合いに出し、テーブルの向いの友達に「ちょっとおかしいよねぇ♪」と賛同を求める・・・これもしかり。

 一見、何気ない言動にも、人が生まれながらにして備えた、自己保身の本能が見え隠れします。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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