トランプの矛盾

 アメリカ新大統領トランプ氏の語る、「アメリカンファースト」の矛盾について、ラジオのコメンテーターが語っていました。

 ・ そもそもトランプ氏の支持率は低く、女性、黒人、移民、富裕層からは支持されていない
 ・ 「偉大なアメリカを取り戻す」という期待感が、貧困に喘ぐ白人層を中心に広がり、トランプ大統領は誕生した
 ・ 世論を後ろ盾とするため、トランプ大統領はポピュリズム(大衆迎合)に傾倒せざると得ない
 ・ 貿易赤字にフォーカスし、TPP脱退やメキシコ工場企業に対する関税値上げを宣言したのも、そうした背景
 ・ こうした自国優先の保護主義が、短期的に国内投資を生み、雇用を創出するのは間違いない
 ・ しかし、長期的に見ればアメリカを強くするどころか、弱体化させかねない
 ・ 日本やメキシコを目の敵にしているが、実はアメリカにとって最大の貿易赤字国は中国
 ・ 対中貿易の赤字の殆どは、米企業が中国の工場で生産した製品を、米に輸入するブーメラン貿易によるもの
 ・ アメリカに限らず、最大のコストたる人件費の安い中国で生産するからこそ、低廉な商品が販売できる
 ・ 保護主義が進めば、人件費の高い米国人を雇用せざるを得なくなり、原価が確実に上昇する
 ・ 原価上昇を受け、売値を上げれば販売が停滞し、維持すれば利益が減る
 ・ 何れにしても、米国企業は確実に、国際的な競争力を削がれる
 ・ トランプの言っていることと、やっていることは裏腹で矛盾に満ちている
 
 経済に疎い私にも、なるほどと思わせる論理です。
 それよりも心に響いたのは、リーダーの資質についてでした。

 『彼の言葉は、戦略や戦術や戦法の話ばかり。
 この先、世界をどう導くべきかというヴィジョンやポリシーが全く見えない。
 大国の長ならば、自国の損得勘定よりも優先すべき事柄がある筈だ。』

 その通り。
 トランプ氏の経営者としての才覚を認めながら、どこかしら違和感を感じる理由はこの部分だったのかもしれません。
 企業も同じです。
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コメント

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怒り心頭

何も知らない、考えない、卑劣である人間に我々の未来は託せません。

Re: 怒り心頭

> 何も知らない、考えない、卑劣である人間に我々の未来は託せません。

 彼を選んだのがアメリカ国民であるという、民主主義の現実も併せて考えなければなりませんね。

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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