空き家バンクの課題

 大洲市と宅建協会で協定を結んだ空き家バンクは、来春始動に向け、着々と準備を進めています。
 空き家所有者の大部分が登録に積極的です。
 大洲市職員の方々のご尽力もあり、物件も思った以上に集まりました。
 しかし、課題はこれからです。

 まず、宅建協会の会員に向けアンケートを実施し、売買・賃貸に分けて、受け皿と成るか否かの判断を頂きます。
 大洲支部は39業者在籍していますが、実態として殆ど仲介を手掛けない会社も存在します。
 賃貸に限定すると、恐らく数業者しか居ません。
 
 最終的な業者名簿を配布し、所有者に指名して頂きます。
 一部業者に集中することもあるでしょう。
 
 所有者と業者とがマッチングされますと、物件調査・査定に進みます。
 場合によっては、相性のミスマッチもあるかもしれません。
 また、「売れない」「貸せない」「多額の修繕費用がかかる」といったネガティヴな判断もあります。

 こうしたハードルをクリアした後、媒介契約を締結し、晴れて「空き家バンク」登録です。
 サイトを見て物件に興味を持った方が連絡すると、市役所が業者につなぎ、ご案内・商談と成ります。
 以降は、通常の取引と同じです。

 中には、売却希望価格300万円以下という物件や、月額1万円の賃貸物件もあります。
 安くて手頃な物件のニーズはあるでしょう。
 しかし、低廉であればあるほど、業者の報酬が少なくなるのも現実です。
 築年数の古い、暫く人が住んでいない物件調査は手間がかかりますし、重要事項説明上のリスクも高まります。
 
 業者もボランティアではないので、「儲からない」と判断すれば及び腰になっても仕方ありません。
 受け皿業者が、徐々に少なくなっていく恐れもあります。

 売主も買主も業者も市役所も、こうした理想と現実のギャップを了解した上で進めるべきでしょう。
 過大な期待は危険です。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR