必要とされている証し

 この正月休みの間も、スーパーに勤めている次男は働いています。
 年末年始は書き入れ時とあって6連勤、しかも午前3時出社です。  

 友達や親戚が正月休みを楽しむ中、自分だけが仕事・・・。
 社会人一年生の彼は今、状況の厳しさを受け止めています。

 自分もかつて、某菓子店の店長を務めていましたから、気持は判らないではありません。
 クリスマスから年末年始にかけては、当然無休。
 開店前の7:00から店に出て、帰宅は21:00過ぎでした。
 ハードワークは同じでも、今の彼と当時の自分とでは、二つの違いがあります。

① お客様と直に接する or 裏で総菜を作る
 同じ15時間でも、接客しながら捌いていく前者に比較して、厨房で黙々と総菜を作る時間は、遙かに長く感じることでしょう。
 お客様の笑顔や、感謝の言葉に触れられれば、遣り甲斐も見い出し易くなります。
 
② 店長 or 一般社員
 当時サラリーマンとは言え、店舗のマネジメントを任される店長の自分は、売上の責任がありました。
 沢山のお客様に来て頂き、大忙しになって頂きたいと願う立場です。
 でありながら、余りにも忙し過ぎると、余裕が無くなります。
 
 店舗の中を走り回り、あちこちから呼び止められ、対応が遅れると叱責され、その度頭を下げ・・・。
 すると、あるまじき不謹慎な気持ちも過ります。
 「もう、お客様には来て欲しくない。」
 店長ですら、そうした邪(よこしま)な想いに駆られるのですから、一般社員の思いは推して知るべしでしょう。

 人間として、思うことは仕方ありません。
 しかし、その後、考えたいのが商売の原理原則です。

 ・ お客様に買って頂くことで利益が上がる ⇔ お客様に買って貰えなければ利益は上がらない
 ・ 利益が上がれば昇給や賞与で還元される ⇔ 利益が上がらなければ昇給も賞与も成し得ない
 ・ 利益が上がれば雇用が守られる ⇔ 利益が上がらなければ雇用が失われる
 
 私は、前職の会社の急成長と破綻の経験を通じ、この原理原則を学びました。
 忙しいということは、その会社や、お店や、社員が、必要とされていることの証し。
 多くのお客様に来て頂けることは、感謝すべき、感謝しなければならない事象。
 働くとは、仕事とはそういうことです。

 東京から帰省し、身の振り方に悩む中、今の会社から内定を貰い、心の底から感謝した、その時の気持ちを思い出し、今を乗り切って貰いたいと思います。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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