優先順位とバランス感覚

 建物の修繕をどこまで行うかの判断は、非常に難しいものです。
 リスク、予算、費用対効果、優先順位といった要素を、あらゆる角度から検証しなければなりません。

 最も大事なのは、「命を守る器」でなければならないということ。
 とはいえ、「震度7でも絶対大丈夫」という建物は、そう多くないでしょう。
 
 例えば、耐震診断だけで数十万円。
 耐震補強となれば一千万円超。
 
 やった方が良いことは判っていても、できるかどうかは別です。
 予算捻出できず、断念することも少なくありません。

 安全管理上、有るべき姿を提案するのが我々の使命。
 それを実施するか否かは、オーナー様の思いと、懐具合に委ねられます。

 経済的な制約を充分理解しながらも、最後通告しなければならない物件もあります。
 昨年は、物件パトロールを実施した上で、二物件にレッドカードを切りました。

 結果、一棟は募集止めした上で、入居者の方には退去勧告を実施。
 一棟は、オーナー様の負担で、大がかりな補強工事を実施頂いた訳です。

 発注する施工業者も、各々考え方は様々。
 楽観的な業者も、悲観的な業者もあります。

 安全を優先するのか、経済を優先するのか。
 バランス感覚を備え無い限り、プロとしての提案はできません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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