管理会社の生命線

 賃貸管理会社にとって、滞納督促は避けて通れません。
 D東建託は、日本一のサブリースメーカーであり、日本一の大家さんですが、滞納率が極めて低いことで名を馳せています。
 昔の様に、夜討ち朝駆けの督促はできない時代です。
 数年前、D社が開催する「滞納督促の極意を教えます」と題したセミナーを受講しました。

 どんなテクニックがあるのかと、興味津々で参加したところ、意外にも核心はこうです。
 「スピードが肝要」
 一般的な滞納のパターンはと云うと・・・。

 家賃滞納に気付くのが、一週間後。
 とりあえず電話をして、一週間後までの入金を約束。
 入金が確認できず、電話と督促状の送付。
 一ヶ月経っても入金が無いため、再度電話。 
 本人は「今週末までに入れます」と、その場凌ぎの回答。
 これを数回繰り返し、いつの間にか二ヶ月が経過。
 このままでは拙いと思い、保証人に電話。
 保証人も、「判りました本人に払う様言っておきます。」と空手形。
 気がつけば、あっという間に三ヶ月経過・・・。

 このスピード感の無さが、傷口を拡げているのです。
 ここまで事態が悪化してから上司が乗り出し、分割払いの協議をしたり、法的手段に訴えたりしても、遅きに失しています。
 回収できる可能性は極めて低くなりますし、回収できたとしても、多大なエネルギーが必要です。

 一週間後、滞納に気付いた時点で、即時電話、督促状送付、保証人への連絡。
 事務的にここまでやれば、滞納の拡がりはかなりの部分抑止できます。
 そもそも一ヶ月5万円払えない入居者に、4ヶ月分20万円払える道理がありません。
 
 家賃を滞納する人は、収入以上に支出があり、他にも多くの借金を抱えており、取り立ての厳しさとスピードが、支払いの優先順位を決定付けます。
 入居者様の住まいを確保するためにも、大家様や保証人様の財産を守るためにも、会社の信用と利益を残すためにも、早期連絡・早期督促は、管理会社としての生命線です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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