人生の目覚まし時計

 SNSでつながっている友人からのメッセージに、心がざわつきました。
 かつての同僚が重い病を患っており、「松岡に会いたがっている」というのです。

 前職の会社はピーク時680人・・・ということは、辞められた方も含めれば、元同僚は1,000人以上いらっしゃいます。
 失礼ながら、先述の彼とは、特に縁が深かった訳ではありません。
 
 畑としては、事業も機能も違います。
 確かに常務時代には、幾つもの事業を束ねる役員として、管掌下には沢山の社員が居ました。
 数百人が、すべからく部下だったといえば部下なのでしょう。
 いわば、その中のお一人です。

 直接的に指導したり、個人的にお話しした記憶は殆どありません。
 関わりとしては薄く、彼から自分の名前が出たことは、とても意外でした。
 正直、病院に足を運ぶかどうか迷ったものの、行かなかった際に悔いを残す気がしたというのが本音です。

 受付で面会を申し出ると、「体調が優れないようなので、お名前だけ頂けますか?」という対応。
 名前を告げると、「どうぞこちらへ」と、個室に通されました。
 入室前の手洗い、消毒が義務付けられていることからも、重篤さが判ります。

 八年ぶりに再会した彼の風貌は、すっかり変わり果てていました。
 ベットの上で咳き込みながらも感謝の意を述べる、律儀な彼。
 昔話に話が咲き、気付けば40分・・・きっと彼はしんどかったことでしょう。

 「決して治癒しない、という現実が悔しい・・・」

 精一杯絞り出した、魂の叫びです。
 命が限りあるものと悟った瞬間、人は初めて一分一秒の時の貴重さに気付きます。
 命は永遠ではありません。
 明日が訪れる保証もありません。

 今も心の中で、人生の目覚まし時計が鳴り響いています。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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