取締役のリスク:前編

 先日、社員と役員の違いに触れました。
 今日は、取締役のリスクについてです。
 
 結論から言えば、中小企業の取締役就任に、大きなリスクは無いと考えます。
 勿論、その会社が、非合法な事業を営んでいる場合は別です。
 そこは自己責任でお願いします(笑)
 
 一般的に、取締役が留意しなければならないポイントは二点。

1. 株主代表訴訟
 取締役は取締役会に出席して、会社の重要事案のジャッジに関わります。
 そのジャッジによって、会社の盛衰が決定付けられる訳ですから、責任は重大です。
 真剣に議論、検討した結果、上手くいかなかったとすれば、それは仕方ありません。
 しかし、コンプライアンスに反する決議に加担したとなれば話は別です。

 「会社の業績を良く見せかけるため、粉飾決算を行った」
 「販売競争に打ち勝つため、車の燃費データを捏造した」
 
 これらは、意図的であれば言うまでもなく犯罪です。
 こうした問題が発覚した際、必ず「上層部は知っていたのか?」という質問が飛びます。
 社長も、専務も、常務も、役員と名のつく人達は、大概「知らなかった」と答えます。
 やがて、現場の責任者という真面目そうな初老の男性が「自分が独断で指示した」と正直に名乗り出てきます。
 いわゆる「トカゲの尻尾切り」です。

 仮に、役員が知っていたとすれば、逮捕されるでしょう。
 業績が傾けば、株価が下落し、展開次第では倒産の憂き目をみます。
 株主は、「あいつらのお陰で大損した」と怒り心頭に達し、株主代表訴訟に打って出る。
 一人当たり数十億、数百億という損大賠償を求められることもあります。
 
 但し、中小企業の場合、株主=創業者=社長というケースが殆どです。
 経営判断は全てトップ一人が下し、役員が何人か居たとしても、上意下達で従うだけの構図であれば、株主代表訴訟など起きようがありません。     つづく
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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