賃貸仲介の優先順位

 今さらながら、当たり前のことですが・・・。

 家賃70,000円の一戸建て貸家に、入居者を斡旋した場合、会社が手にする報酬額。

① 元付他社 35,000円(いわゆる折半物件)
② 一般物件 70,000円
③ 管理物件 70,000円+管理料5,000円/月(60,000円/年)
④ 自社物件 70,000円/月(840,000円/年)

 従って、優先順位は歴然としています。
 ところが、①と②の間に位置する、メーカー物件はやっかいです。

 サブリースの場合、メーカー=大家。
 空室を埋めないと逆ザヤになってしまいますから、あの手この手を使って販促をかけてきます。
 
 「決めてくれたら広告料を〇ヶ月出します!」
 「決めてくれた営業マンに報奨金を出します!」
 「決めてくれた件数に応じて旅行や景品を差し上げます!」

 仲介店を巡回して、陣中見舞いの差し入れをくれたりします。
 契約書や重要事項説明や引き渡しの書類も、全て段取りしてくれます。
 入居後のクレーム等、煩わしいことは全て引き受けてくれます。

 同じ一件の契約としてカウントされるなら、「手離れの良いメーカー物件を」と営業が考える気持も判らないではありません。
 そう思わせるメーカーは流石です。

 実際我々も、お客様も、メーカーの物件を必要とすることはあります。
 但し、一連の特典攻勢に惑わされ、優先順位を見誤ってしまうと本末転倒です。

 メーカーと仲介店との関係は、マクロ的には共存共栄の立ち位置にありますが、ミクロ的な局面で見ると利益相反もあるということを、しっかりと理解した上で、お客様にとってのベストマッチングを心掛けましょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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