吉野家復興の原点

 日経新聞に連載されている、牛丼の「吉野家ホールディングス」会長、安部修仁氏「私の履歴書」。
 過去、吉野家関連の本は何冊か読んで、安部社長については判っているつもりですが、それでも面白い。

 「吉野家」は、ワンマン創業者のイケイケドンドンの姿勢が、日本の高度成長の波に乗り、急成長を遂げました。
 日本全国津々浦々に店舗網を拡げるだけに留まらず、アメリカにも「ビーフボール」として進出しています。

 ところが、仕入や流通が、急成長に追い付きません。
 そこを打開するための施策が、崩壊へ向けた「パンドラの箱」を開ける結果に成ったのです。

・ 牛肉を安定供給させるため、フリーズドライ肉にする
・ 長期保存するため、漬物を冷凍→解凍する
・ 流通を容易にするため、液体ダレを粉末にする

 オペレーションを重視して、味を犠牲にした訳です。
 更に、原材料の牛肉値上げに合わせて、300円を350円に値上げ。
 
 安部会長曰く、「味を落として、値段を上げたのだから客離れは当然」でした。
 破産必至の状況にあって、吉野家は起死回生の策に打ってでます。
 外食産業としては前例のない、会社更生法の申請です。

 これが認められ、吉野家は奇蹟的に復活を遂げます。
 その立役者が、アルバイト上がりの安部会長でした。

 保全管理人の増岡先生から、再建セールを持ちかけられた際、
 「多くのお客様を捌く人員が確保できない。これだから素人は困るよ。」
 そうこぼす安倍さんに、増岡先生はこう言ったそうです。

 「どうすれば可能になるのか?」
 
 安部さんは、この言葉にハッとします。
 「やろうともせず、できない理由を論(あげつら)う自分を恥じた。」

 結果、セールは大成功。
 これが、吉野家復興の原点に成ります。

 やはり、「できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求する」ことは、リーダー必須の条件です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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