千年に一度の災害

 先日の愛媛新聞に衝撃的な記事が掲載されていました。
 国土交通省が5月末に最大規模洪水想定を見直したところ、商業施設の立ち並ぶ東大洲エリアの浸水範囲と規模は跳ね上がり、10~20m浸水が見込まれるというのです。
 
 過去、幾度となく水害に悩まされてきた大洲ですが、先の数字が事実だとすれば、大洲平野一帯が水没します。
 津波34mという数値を突きつけられた高知県黒潮町同様に、無駄な抵抗は止めろというレベル。
 家を建てることも、売ることもできません。
 この源となったデータが、48時間降雨量予測です。

・ 旧想定 2003年 340㎜ 浸水5,000戸 百年に一度 
・ 新想定 2016年 811㎜ 浸水9,000戸 千年に一度

 大洲市が昭和29年から統計を取り始めた中で、TOP3は以下の通り。

 ① 平成16年
 ② 平成17年
 ③ 平成23年

 確かに、温暖化の影響からか、近年の降雨量が突出していることは間違いないでしょう。
 全国的にも、48時間811㎜は過去40例あるそうで、「あり得ないことではない」という論理は判ります。
 しかし、千年に一度の確率を、国交省が想定数値として公表するのは解せません。
 未曽有の災害が起こった時に、想定できていなかったという批判を回避したい思惑が見え隠れします。

 何が起こるか分からない世の中ではありますが、想定はある程度現実的なものにしなければ、人口の流失・資産の暴落・経済の停滞といった、負のスパイラルを招く恐れがあります。
 実際に、東日本大震災以降見直された津波被害の想定エリアでは、不動産価格が暴落しています。

 リスクを恐れるが故に、新たなるリスクを呼び込むのは大問題です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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