働き方改革:前編

 5月29日付日経新聞朝刊9面「日曜に考える」は、ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」の柳井正社長のインタビューです。
 タイトルは「働き方改革に終わりなし」。
 つまらない本を読むよりもずっとためになる、金言至言が凝縮された秀逸な記事でした。
 四つの項目を抜粋し、二話に分けて御紹介します。

Q:1 働き方を変えるには意識改革も必要か?
A:1 日本の社会は「働くということ」について、真剣に考えていなかったと思う。
 大学までの教育は知識を詰め込む暗記型が中心だが、社会が求めるのは、現実の問題にぶつかった時に過去の知識も踏まえて臨機応変に対応する力であり、知識を応用して実行する力だ。
 今の若者は、会社に入るまでのことしか考えていない。
 
 以前自分は、某経済誌の取材を受けた際、同様の持論を語っています。

 『依然、知識詰め込み型、学校・教師からの指示命令型という、小中高校での教育のあり方を考えてみる必要があるでしょう。
 成績の良い生徒が偏差値の高い高校や大学に入り、やがて卒業して良い会社に就職する。
 そのプロセスには、「自分は何をして生きていくのか」を考えさせる機会が無いように思います。
 本来、こうした職業観は一生のテーマであり、もっと深く考えるべきことです。
 例えば、中学から高校に進学する時の進路相談で先生は、生徒の成績や偏差値を元に、普通科、商業科、工業科等、受験する高校を決めていきます。
 そこに、生徒の夢や意志や考えは殆ど反映されません。』

Q:2 パート社員の正社員化や、エリア限定社員の導入など、多様な人事制度に取り組み始めたことで見えてきたものは?
A:2 二極化だ。
 「正社員になったからもう安泰だ」という人と、「ここから努力して自分の能力を高めていこう」とする人。
 - 中略 -
 人間とは成長するものだと考えていたが、「成長しなくてもいい」と考える人がいた。
 それでは会社が困るので、本格的に教育すべきだと考えている。

 これぞ「ゆとり世代」そのもの。
 豊かな時代にゆとりをもって育てられた若者は、すべからく上昇志向が希薄です。
 その風潮を嘆き、文句を言っても始まりません。
 人は教育されるべき生き物ですから、企業がその役割を担うべきでしょう。     つづく
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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