個人情報とは何か

 先日、松山市役所職員の対応が素晴らしかったことを拙文で取り上げました。
 本日は、O市役所職員の対応を取り上げます。
 
 月末に控えた売買契約の重要事項説明書を作成するに当たり、引込水道管の口径を問い合わせた際のやりとりです。

担当 : 判りました。 では所有者御本人にお知らせすることになります。

松岡 : いや、何故そうなるんですか?

担当 : 個人情報ですから。

松岡 : いやいや、水道管の口径が何ミリかは、個人情報ではないでしょう。

担当 : いえ、個人情報です。

松岡 : いやいやいや、個人情報の定義は「特定の個人を識別することができるもの」ですよ。
     水道管の口径が13ミリだろうと20ミリだろうと、個人は識別できないでしょう。

担当 : いえ、私どもとしては・・・。

松岡 : 私どもじゃなくて、水道管の口径は個人情報なんですか?

担当 : ともかく、私どもとしてはですね・・・。

松岡 : 質問に答えて下さい。 水道管の口径は個人情報なんですか?

担当 : はい、私どもとしては個人情報だと認識しています。

松岡 : 判りました。 上司に代わって下さい。

 電話を代わった係長は、個人情報で無いことを認めたものの、
 「担当は4月に代わったばかりで不慣れだったもので。」
 「誰しも間違いはあるでしょう。」
 と、担当者擁護から開き直りに転じ、全く謝罪する気がありません。

 「糠(ぬか)に釘」というか「暖簾(のれん)に腕押し」というか、「馬耳東風(ばじとうふう)」というか・・・。
 途中で腹を立てるのも馬鹿馬鹿しくなってしまいました。

 さて、これを他山の石として戒めなければならないのは、「個人情報」という言葉の乱用です。
 我々も仕事柄、管理物件入居者についての問い合わせを受けることがあります。
 例えば警察の方が来店されて、身分を証明するものの提示があれば協力も惜しみません。
 
 一方で、個人情報保護を盾に、お断りすることも少なからずあります。
 しかし、グローバルな基準からすると、日本人の個人情報の捉え方は明らかに過敏です。

 果たして個人情報とは?
 最低限、その言葉の定義を理解してから使いたいものです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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