守破離の原則

 前職で分譲マンション販売の部長を務めていた頃、営業は自己流でした。
 営業マンは、自分以下新入社員2名を含む6名程の体制。
 殆ど素人集団です。

 やがて、販売が伸び悩み、コンサルタントの営業指導を仰ぐことになります。
 本も出版されている著名なコンサルタントを訪ねて、東京まで出向きました。

 提示された条件は、2年間で2000万円。
 高額な提示に一瞬怯(ひる)んだものの、よくよく考えれば完成在庫1戸分の投資で、販売が改善するなら安いものです。
 コンサルタントの先生は続けます。

 「月に一回講演を聞いて、営業力が上がると思ったら大間違い。
 毎週、松山まで伺います。」

 その言葉の通り、毎週来松されて、営業話法のレクチャーから、お客様のランクアップまで。
 先生というよりは寧ろ、部長の力足らずを補う、外注部長といった体(てい)です。
 こうした学びで肝心なのは、守破離の原則でしょう。

守 = 素直に耳を傾け、定着するまで忠実に実践する
破 = 訓えを元に分析し、改善・改良を加える
離 = 師の元を離れ、独自の流派を編み出す

 人間は得てして、役職や経験やプライドが邪魔をして、他人の教えに対し、素直に耳を傾けられないことがあります。
 最初に取り組まなければならない「守」をすっ飛ばし、未熟なままで「破」や「離」に行こうとするから上手くいきません。

 当時30過ぎの部長の私は、20歳前後の新入社員に混ざって、同じ研修を受け、時に恥もかきました。 
 11%だった来場決定率は、1年後28%まで急伸。
 2年後には先生の指導を卒業し、独自のマニュアルを作成しました。

 創業から7年が経過し、改めて思います。
 今こそ、原点回帰で「守」を見つめ直すべき時です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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