平等と公平の違い

 地方都市もひっくるめた日本の景気回復については、野党成らずとも「実感が無い」というのが本音でしょう。
 にも関わらず、日本に人気が集中する構図は、「日本買い」というよりも、寧ろ「日本以外売り」です。
 中国の景気後退懸念、産油国の対シェール防衛的増産による原油価格暴落、欧州各国の難民流入リスク・・・。
 様々な火種を抱えた世界において、相対比較すれば、まだ日本は安定しているようです。

 しかし、日本はGDPの二倍、一千兆円を超える債務を抱えています。
 歳出と歳入とを天秤にかければ、明らかに破綻へ向けて一直線の様相です。
 
 「国債の殆どは円建てなので、いざとなればお金を印刷して解消できる」
 「借金に見合うだけの個人資産が、1400兆円もあるので大丈夫」
 時に、こうした乱暴な意見も聞こえてきます。

 ここで、肝になるのは消費税率です。
 日本の国会では、8%から10%に上げるとか上げないといった声が喧(かまびす)しく取り沙汰されているものの、先進各国と比較すれば、いかに枝葉の議論であるか判ります。
 
 社会保障が手厚いと言われるEU各国は、軒並み20%超。
 デンマーク、スウェーデン等は25%、ハンガリーに至っては27%です。

 仮にEU並の税率を課せば、プライマリーバランスは大きく改善されます。
 また、贈与税、相続税、固定資産税、所得税等々、持っている人からより多く徴収し、持たざる人への再配分をする色を濃くしていけば、単純に言えば個人資産と国家債務の天秤は吊り合う訳です。
 
 但し、そもそも累進課税で設計されている税制において、これを更に突き詰めると、いきおい社会主義国に近付きます。
 やってもやらなくても同じという風潮が助長され、勤労意欲が削がれ、生産性そのものが下がります。
  
 会社も同じでしょう。
 賞与・昇給・報償といった人参を鼻先にぶら下げ、鞭を振るうことが必ずしも良いとは思いませんが、信賞必罰の考え方を外して経営はできません。
 平等と公平は違います。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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