下駄を履くまで

 一棟売りの収益物件に対する引き合いが高まり、バブル的な状況に陥っていることは、何度か拙文でも取り上げてきました。
 ここ2~3年、我が社だけでもある程度の取引をまとめています。

 決まれば一撃数百万円という、魅力的な取引です。
 反面、関係者の裾野が広く、事前の根回しには、かなり力が要ります。

 ① 売主
 ② 売主側仲介会社
 ③ 売主側抵当抹消金融機関
 ④ 売主側管理業者 
 ⑤ 買主
 ⑥ 買主側仲介会社
 ⑦ 買主側融資先金融機関
 ⑧ 買主側管理業者
 ⑨ 司法書士

 更に、俗に「あんこ」と言われる、買主側仲介業者と売主側仲介業者の間に業者が入ることや、②④⑥⑧が全て同一業者の場合もあります。

 過去には、契約直前で融資が不調に終わったケース、売買何れかがキャンセルを申し出たケース、抵当抹消が間に合わないと金融機関にごねられたケース・・・そうしたイレギュラーもありました。

 本来、「買受申込」→「売渡承諾」で売買双方の意思が整い、契約は成立しています。
 しかし、「売買契約」が未締結な状態であれば、どれだけ下打ち合わせができていたとしても安心できません。
 逆に「売買契約」締結後であれば、契約を違える際、違約金の対象になります。

 下駄を履くまで判らないと言われますが、少なくとも契約を見届けるまで、最終的には決済を見届けて手数料を手にするまで、何が起こるか分からないのが不動産取引の妙味。
 プロセスが困難であればあるほど、成就した際の喜びもひとしおです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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