社会的ステイタス

 欧米に比較して、不動産業の社会的ステイタスが低い理由を考えてみました。
 日本人は原則、単一民族、単一言語で、侵略されたことがありません。
 この表現は、誤解を招くこともあるようですが、揚げ足取り的な批判は御容赦下さい。

 それが故、取引の慣習も含め、「言わずとも判る」「阿吽の呼吸」といった言葉で表現される信用取引を前提に、解釈の良心に委ねる部分が少なからずあります。
 また、宗教感も独特で、初詣は神社でもお寺でもOK。
 地鎮祭は神式、葬式は仏式。
 クリスマスにはケーキを食べてキリストの生誕を祝う・・・。

 ある意味、節操の無い宗教感は、異なる宗教や宗派を徒(いたずら)に否定せず、寛容に受け入れられるという意味において、日本独自の文化と言えるでしょう。
 
 しかし、日本の常識は必ずしもグローバルには通用しません。
 特にアメリカは、多国籍な移民が流入し、多彩な言語が飛び交います。
 従って、「まさか、こんな風には受け取らないだろう」と日本人が考えることは、全て条文に書き、雁字搦めにしておかなければならないのです。
 
 あらゆる事態を想定し、法律的な解釈を織り交ぜ、契約を完了させるのはスペシャリストならではの特殊能力。
 だからこそ、欧米の不動産業者は、世間の信用を集め、社会的地位が確立されています。
 
 一方、日本では、脆弱な知識しか持たない悪意の業者が、信用取引を隠れ蓑にして蔓延ってきました。
 ピークはバブル期でしたが、今も根絶した訳ではありません。
 残念ながら今後、契約行為が欧米化する傾向は否めないでしょう。
   
 ある意味、日本人としての誇りを捨てる嘆かわしい事態ですが、まやかしの業者が淘汰される絶好の機会でもあります。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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