解錠厳禁の原則

 先日、「鍵を忘れて会社に入れないので物件の鍵を貸して欲しい。」と、入居法人社員の方が来店されました。
 明らかに顔馴染みの方で、鍵庫に鍵はありましたが、丁重に御断りしています。

 管理会社として、契約済みの部屋の鍵は貸すべきではありません。
 勿論、開けてさしあげるのも厳禁です。
 可能性と理由を、幾つか挙げてみましょう。

1. 社員を名乗っているが、本当は社員ではないかもしれない
2. 以前は社員であったものの、前日付けで解雇・退職しているかもしれない
3. 鍵を無くし、会社に言いたくないので、管理会社から借りてコピーするつもりかもしれない

 仮にそうならば、鍵の貸し出しが事件の引き鉄と成ってしまいます。
 常識的に考えれば疑問が残ります。
 会社の鍵をどこに忘れたのか? 自宅なら取りに帰れる筈です。

 以前、南店の上階に入居されているテナント従業員の方が来店され、次の様なやり取りがありました。

社員 「家に鍵を忘れてしまった。10時開店したいので鍵を貸して欲しい。」
松岡 「社員であることは承知していますが、管理業務上簡単には御貸しできない。
   まず免許証の写しを頂いた上で、契約者である経営者の方に電話で確認したい。」

 更に、これも以前の話ですが、「職場に鍵を忘れたので開けてくれ。」と松山南店の店長が夜中に呼び出されました。
 この時、夜間出張費の問題がクローズアップされましたが、よくよく考えれば、解錠したこと自体が問題です。
 例えば・・・。

1. 夫婦の二人は既に別れていて、今や他人かもしれない
2. 夫婦だけれど、DVに悩まされていて、鍵を取り上げ、別居中かもしれない

 この場合も、解錠が事件に結びつく可能性がありますし、管理会社の責任は免れないでしょう。
 何れにしても、会社の鍵を貸し出したり、現場で開錠することは、安易に行ってはいけません。
 例えそれが、事件や事故に際したとしても、基本的には保証人や警察官立ち会いでないと解錠は厳禁です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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