人生一路

 先般、ある方から聞かれました。
 「中卒という学歴に対して、どういう風に感じてらっしゃいますか?」

 その時、正直に「感謝しています」と即答したものの、明快な裏付けとなる言葉が浮かびませんでした。
 ここに至って、改めて考えるきっかけを与えて頂いた気がします。
 
 在学中の努力不足がたたって、今でも数式的な話にはついていけませんし、英語はとびきり苦手です。 
 宅建受験の際も、(当時は)高卒以上の学歴が求められたため、二年(実務経験)浪人を余儀なくされました。
 普通に高校を卒業していれば、こうしたビハインドに苛まれることはなかったでしょう。

 一方、低学歴が故、手にすることができた大きな財産があります。
 それは、「人生一路」の教えです。
 
 11年職人として歩んだ後、受け入れられた前職の会社では、19年御世話になりました。
 この30年間の訓えが、今の自分の礎です。
 
 正直、仕事が嫌で嫌でたまらない時期もありました。
 それでも、逃げたことや、逃げを考えたことは皆無です。
 くれぐれも、忍耐や辛抱や根性といった、自慢話ではありません。

 特筆すべき能力も資格も無い、そんな落ちこぼれの中卒人間を、積極的に雇用する会社は無いでしょう。
 辞めても行くところが無い訳ですから、そこで頑張る以外に選択肢はありません。
 逃げ道のドアが閉ざされていたことで、邪心が浮かばず、脇目を振らずに済みました。
 
 二年浪人を経て、宅建合格を果たした自分は、「この仕事で食べていく」と決意します。
 宅建士証は、低学歴の自分が30余年で初めて手にした、社会から認められる唯一の証しです。
 
 自分は掛け値なく、中卒であった人生に感謝しています。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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