社員に送る手紙

 今年も色々なことがありました。
 課題も問題も山積していますが、12月に開催した「感謝の集い」における、オーナー様の笑顔や、社員の皆様のおもてなしの姿に、6年間の営みと成長が集約されていた気がします。
 
 さて、いつも拙文で御紹介する日本電産という会社は、売上高一兆円、経常利益1000億円超、文字通り世界に誇る小型モーターメーカーです。
 昭和48年、自宅横の小さな町工場から、わずか4人のスタート。
 創業から20年目にして、小型モーターのシェア90%という、飛躍的な成長を遂げます。

 急伸著しいその当時、永守重信社長が講演されたビデオを、前職の会社で何十回も見ました。
 その中にある、社員教育に関する一節です。
 
 『世の中には、「褒めて育てろ」という人材育成の書籍が溢れている。
 であるにも関わらず、何故か一向に人は育たない。
 自分は逆だと思った。
 とにかく、叱って叱って、叱り飛ばす。
 叱られた言葉は消えて無くなるが、永遠残るのが手紙。
 そこで、年に一度だけ、正月には全社員に手紙を送ることにした。
 そこでは、とにかく良い点を探し、褒めて褒めて褒めちぎる。
 小学校の頃、例え通知表の成績は悪くても、「思いやりがある」とか「率先して行動した」という先生からの一言があれば、何度も何度もにやにやしながら見返すもの。
 つまり手紙には、一度褒めただけで何度も褒める効果がある。』

 便箋にして最低1枚から数枚。
 永守社長は、社員が千人規模になるまで、それを続けたそうです。
 一年後に向け、正月明けからすぐに着手し、一日2~3人のペースで書き続けたというから頭が下がります。
 それよりも何よりも、千人規模の会社の社長でありながら、一人ひとりにパーソナルな手紙を送れるほど社員に関心を持ち、現場を掌握していたことの方が素晴らしいことです。
 
 たかだか20名程度の会社の社長にできない理由はありません。
 一昨年の12月に義父が、昨年の12月に実母が、それぞれ他界し、二年間喪中で賀状を控えていましたが、今年は永守社長に倣い、全社員に手紙を書きました。
 大きなことはできません、できることから一つずつです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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