不動産オークション

 今更ながら不動産の取引方法は、大きく分けて三つ。

① 相対取引 
  売却意思のある物件を仲介会社が預かり、購入意思のある方とマッチング
  宅建業者の収入源である仲介手数料を得るための、最もベーシックな取引

② 競売
  最低価格や基準価格を定め(定めない場合もある)、幅広く広告し、購入意思のある人が一定期間内に入札し、一斉に改札し、最も高い価格をつけた方が落札

③ オークション
  最低価格を定め(必ず)、幅広く広告し、購入意思のある人が一定期間内に入札するが、その入札状況や買い上がりの金額がガラス張りで開示されている

 ①の相対取引については原則、一旦価格を決めれば買い上がることはありません。
 たとえば、2000万円の中古住宅に買いが入れば、「ちょっと安過ぎたな」と思ったとしても売買は成立します。
 あくまでも原則であって、たまにイレギュラーもあります。
 特定の業者が、それを頻繁に繰り返すと、価格の信用性が無くなり、業者としての信頼も失います。

 ②の競売は、競合相手の手の内が判らないので、極端に高い金額で落札されることがあります。
 実際に、最低価格1億5000万円の物件が、蓋を開けると2億7000万円ということもありました。
 二番札が2億円だったとしたら、購入者は7000万円もの無駄金を打つ訳です。
 但し、これはあくまでも結果論に過ぎません。

 ③のオークションは、2000万円で始まったセリが、2100万円→2200万円・・・とジリジリ競り上がっていきます。
 ガラス張りで公正なやり方ですが、誰しも考えることは共通で、締め切り間際に入札が集中する傾向は否めません。
 
 業界最大手と言われるマイホームオークション(yahooオク系)を見てみると・・・。
 ・ 取引件数 6,886件(8年間)
 ・ 平均金額 1505万円
 ・ 平均物件アクセス数 1,700件
 ・ 買い上がり率 32%
 
 これは1000万円が1320万円に成った訳ではなく、3件に1件の割合で最低を上回る価格が付いたの意味。 
 裏を返せば、3件の内2件は、最低価格のまま成立したということです。
 
 業界最大手でも、取引が年1,000件未満というのは決して多くありません。
 収益物件ならともかく、土地に根差した不動産の場合、ネットオークションは馴染み難い気はします。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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