インスペクション

 12月21日付「日経新聞」TOP記事は、「中古住宅取引透明に」。
 こうした問題が取り沙汰され始めて、少なくとも十年は経過していますが、未だ抜本的な改善策は打ち出されていません。
 というよりも、景気テコ入れの国策として、ローン減税やエコポイント等により、新築を奨励してきたのが日本の実情です。

【 マイホーム購入の中古比率 】
 ・ 米国 89%
 ・ 英国 88%
 ・ 仏国 68%
 ・ 日本 15%

 平たく言うと・・・。
 アメリカやイギリスでマイホームを購入する10人中9人までは中古で、新築を建てる人は1人だけ。
 それが日本で中古住宅を求める人は、10人中僅か1~2人。 8~9人の大多数は新築です。
 
 高温多湿な気候や、地震が多い特性を差し引いても、この差は大き過ぎます。
 平成25年度の統計局調査によると・・・。

 総住宅数 = 6063万戸
 空き家数 = 820万戸
 
 単純計算でも7件に一件は空き家です。
 これだけ住宅が余っているのであれば、そのストックを活かさない手は無いでしょう。

 但し、幾ら余っているからといって、幹線道路から20分かけて山道を上がって行った先の限界集落にある、外に居るのと同じ位隙間風が通る築80年の家でも良い訳ではありません。
 経済合理性からも、そうした過疎化の問題とは一線を画す必要があります。
 
 これまでは、築10年で半値、築20年で評価ゼロが一般的な中古住宅査定でした。
 中古住宅の構造や品質に、専門家による一定のお墨付きが出れば、売る側も思い付き易いし、買う側も安心です。
 
 今後、住宅診断「インスペクション」の定着が最大の鍵と成ります。
 外壁材や内装材で覆われた構造部分の耐震性や、白蟻被害の実態について、責任ある正確な診断ができるか否か。
 できるとして、当然価格に転嫁されるであろう、診断費用は幾らになるのか。
 見込み違いの際の損害賠償について、損害保険会社との連携の可否。

 まだまだ課題は山積しています。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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