道徳と哲学の違い
NHKラジオ4時台の番組は、「ラジオ深夜便」。
ためになる内容が多く、通勤時間が学び舎となります。
先日も、実に興味深い対比をされていました。
「日本において、道徳の教育はするけれど、哲学の教育はされていない。」
道徳 = 人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体
哲学 = 物事の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問または、経験から作り上げた人生観
はい、やっぱり判り難い。
言葉の意味を説くのは大変です。
自分なりに噛み砕くと次の通り。
道徳 = いかに生きるべきか?
哲学 = いかに生きたいか?
えっ? 何が違うのかって?
まるっきり違います。
道徳は、「お年寄りには席を譲りましょう」「ゴミを拾いましょう」という呼び掛け。
一方、哲学は、「お年寄りに席を譲る人になる」「ゴミを拾う人になる」という、願望を超えた信念。
哲学に善悪は無縁です。
例えば、マフィアの大ボス「アルカポネ」にも、悪なりの哲学がありました。
彼にはきっと、道徳の教育と観念が欠けていたのでしょう。
経営学の巨人P・F・ドラッガーの逸話を紹介します。
『 私が十三歳の時、宗教の先生が
「何によって憶えられたいかね」と聞いた。
誰も答えられなかった。
すると「今答えられると思って聞いた訳ではない。でも五〇になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよ」と言った。 』
まさにこのやり取りこそが、哲学の教育です。
ためになる内容が多く、通勤時間が学び舎となります。
先日も、実に興味深い対比をされていました。
「日本において、道徳の教育はするけれど、哲学の教育はされていない。」
道徳 = 人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体
哲学 = 物事の根源のあり方・原理を、理性によって求めようとする学問または、経験から作り上げた人生観
はい、やっぱり判り難い。
言葉の意味を説くのは大変です。
自分なりに噛み砕くと次の通り。
道徳 = いかに生きるべきか?
哲学 = いかに生きたいか?
えっ? 何が違うのかって?
まるっきり違います。
道徳は、「お年寄りには席を譲りましょう」「ゴミを拾いましょう」という呼び掛け。
一方、哲学は、「お年寄りに席を譲る人になる」「ゴミを拾う人になる」という、願望を超えた信念。
哲学に善悪は無縁です。
例えば、マフィアの大ボス「アルカポネ」にも、悪なりの哲学がありました。
彼にはきっと、道徳の教育と観念が欠けていたのでしょう。
経営学の巨人P・F・ドラッガーの逸話を紹介します。
『 私が十三歳の時、宗教の先生が
「何によって憶えられたいかね」と聞いた。
誰も答えられなかった。
すると「今答えられると思って聞いた訳ではない。でも五〇になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよ」と言った。 』
まさにこのやり取りこそが、哲学の教育です。
スポンサーサイト