智と情のバランス

 愛媛県ゆかりの文豪、「夏目漱石」著「草枕」の冒頭です。

 『 智に働けば角が立つ。
  情に棹させば流される。
  意地を通せば窮屈だ。
  とかくに人の世は住みにくい。 』
 
 才能とはいえ、ここまで見事に、そして的確に言い当てたものか。
 この一節だけでも、漱石の偉大さが伺いしれます。
 
 智は理とも言い換えられるでしょう。
 合理的、理論的、理性的・・・正しいからといって、必ずしも納得や共感を生むとは限りません。
 寧ろ、正しいからこそ残酷であったりします。

 「情に掉さす」の「掉さす」は、竿を川面にさし船を前に進めることから、加速させるの意。
 あまり情にほだされ過ぎると、自らが流されてしまい痛い目に逢う・・・という訓えです。

 先月、まさに「情に掉さす」ことがありました。
 智を働かせれば、120%お断りすべき事案です。
 以前の自分であれば、そうした申し出に対し迷うことなく、冷徹にも近い冷静さで即断したに違いありません。

 結果はともかく、それが歳を重ねた今の自分です。 
 智と情のバランス。
 目下、学びの最中です。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR