たこ焼き屋の言い分

 ショートショートのフィクションです。 

 風光明媚な南沙公園はとても穏やかで、地域住民の憩いの場所。
 また、学校や繁華街への近道として、頻繁に利用されていました。

 ある日突然、公園横の路側帯に、一台の車が無許可で車を停め、「たこ焼き屋」を始めます。
 店構えも、主人の風体も胡散臭く、気軽には近寄り難い雰囲気です。

 遠巻きに眺めていた周辺住人は、地域の安全と平和を守る警察に訴えます。
 警察も、「ややこしいことには首を突っ込みたくない」と思ったのか、最初は静観の構えでした。

 無抵抗な状況に乗じ、たこ焼き屋は一気呵成に出店を加速します。
 気がつけば東西南北、公園内の到る所に、そのたこ焼き屋は展開してしまいました。
 
 流石に看過できないと判断した警察は、遂に重い腰を上げ、
 「ここは公共の場所ですから、速やかに退去して下さい。」と退去を促します。

 ところが、たこ焼き屋は立ち退くどころか、地面に穴を掘ってのぼりを立てたり、テント内に椅子やテーブルを置き、イートインのコーナーまで設ける始末。

 慌てた警察は、パトカーや白バイで、たこ焼き屋の周辺を巡回し、警告をするのですが、たこ焼き屋は開き直ります。
 「いやいやこの公園は私のものです。 応仁の乱によって強引に奪われましたが、そもそもその前までは私の祖先が納めていたのですから。」
 
 ・・・ですって。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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