自主・自立・自燃

 サッカー界の重鎮、三浦知良選手が、口語体で判り易く人生訓を語りかける、日経新聞のコラム「サッカー人として」。
 これまで拙文で、何度も取り上げてきました。

 【 選手を自由にさせて勝てば「のびのびが良かった」とされ、
  負ければ「のびのびさせて」規律が足らなかったと批判される。
  何が正解なんだか分からず、僕らの世界は結果がすべて。 】

 そう、まさに勝負の世界は勝てば官軍です。
 ビジネスも例外ではありません。

 前職の会社は、規律に厳しく、業務の標準化を強力に推進する会社でした。
 成功事例をベンチマークとして、徹底的に模倣します。
 営業ツールも営業トークも総て規格化し、全営業マンが版で押した様に、一字一句違わない共通の応酬話法を体得していました。

 自分の入社時19名だった社員が、僅か十数年で680名。
 こうした規格化・標準化によってでなければ、その急成長を支えることができなかった訳です。
 
 会社は紛れもなく、「規律の文化」によって成長しました。
 型枠に入れ、どこを切っても同じ、一定レベルの均一な人材を、短期間で大量に輩出できるのは一つの成功パターン。
 我々は、敷かれたレールの上を忠実にトレースして、順調に歩んで行ったのです。 

 ところが、一旦会社が傾き出すと、敷かれたレールがうね曲がり、列車は迷走し始めます。
 信じていた成功パターンが通用しなくなると最早、車体を立て直すことも、新たなレールを敷設することもできません。

 規律の文化の洗礼を受け、規格化・標準化の枠の中で育てられた人材は、素直で従順である反面、思考停止の指示待ち族に成り下がります。
 残念ながら、A級戦犯の自分も含めてです。
 危機回避の方法も、事態打開の智恵も浮かびません。

 社会人として求められる最低限必要な規律と、経営理念・経営方針の元、自らが目標に向かって創意工夫を重ねられる、自主・自立・自燃の人を目指したいものです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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