落ちるべくして落ちた人へ

 宅地建物取引主任者から宅地建物取引士に称号変更されて、初の資格試験が行われました。
 毎年、金木犀香るこの時期は、万感の思いが込み上げます。
 今から20年前、自分も同じように一人の受験生です。
 しかし、今年受験された6名とは、抱えるものが違います。

 1. 結婚して子供も生まれ、家族を食わしていくための切迫感
 2. 中卒であるが故、実務登録から二年間受験できなかった焦燥感
   ※ 今は学歴は問われません
 3. 不動産事業部の取締役部長として、絶対に落とせない悲壮感

 大袈裟では無くこの年合格していなければ、今の自分はいません。
 勉強も、毎日最低でも4時間と決めて、試験直前には5~6時間。
 一日も休むことなく継続しました。

 朝目が醒めれば勉強、昼休みも弁当を5分で食べて勉強、夜仕事から帰って風呂と飯を済ませて勉強、深夜睡魔が襲ってくると、眠気覚ましにお菓子を頬張り、そこから50問テストを1時間で説き、答え合わせと見直しをしてから就寝。
 車を運転している時にも、講義のカセットを流し、助手席にノートを置いて、信号待ちの間にも目を通します。
 寝ても醒めてもとは、このことでしょう。

 どれだけ勉強しても・・・いや勉強すればするほど不安が増します。
 この思いは、落ちた方には共感できない筈です。
 試験開始の振鈴が鳴っても、一問も説くことができず、ただただ時間だけが過ぎる・・・そんな夢にうなされて何度も寝汗をかきました。
 
 自分としては、これ以上できない位勉強したという自負がありました。
 帰りの車中、「今夜から勉強しないで良いんだ。」という、空虚な思いに包まれたことを思い出します。

 勿論、不動産業にゴールは無い訳で、一生勉強の姿勢は当然ですが、こと受験勉強という意味においては、たった一年だけ、がむしゃらに頑張って合格を手にすれば解放されます。
 昨年は3名の合格者を輩出しました。
 今年落ちた方に対しても、同じ様な声掛けと、同じ様な模試を実施した筈です。
 しかし、結果は大きく異なります。
 
 これは不運でも、偶然でもなく、貴方の努力不足によって、落ちるべくして落ちたのです。
 一切の言い訳も、泣きごとも、聞く耳を持ちません。
 天は決して、その人に越えられない壁を設けることは無いのですから。
 
 悔しさを感じているとすれば、それを今からの勉強にぶつけて下さい。
 戦いは既に始まっています。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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