報われない自己責任

 つくばの大学で准教授を務める同級生、新田が帰ってきました。
 彼のことは、拙文で何度となく取り上げていますから、御馴染の方もいらっしゃるかもしれません。

 ※ 「いったい誰?」という方のためのバックナンバー。
 http://nyhomepre.blog133.fc2.com/blog-entry-86.html
 2010年 9月7日 今日の言葉「あなたはまだ大丈夫」

 まず、皆さんに判って頂きたいのは、日本の未来を背負って立つ使命感と気概に燃える、優秀な研究者の卵は星の数程いるということ。
 また、その中で定職につき、生涯研究者としての道を極めることができるのは、ほんの一握りしかいないということ。
 
 殆どの人材は、子供の頃から頭脳明晰を自負し、成績優秀で大学を卒業し、文字通りエリートとして研究者の道を歩み始めます。
 そして、ここからが下積みの始まりなのです。

 才能と努力が必要なのは当然として、それ以上に大事なのが「運」。
 どの大学の、どの教授の元で、どういったテーマの研究をするのか?
 教授の指導力や影響力によって、有望な芽が摘まれてしまうことも珍しくありません。
 折角の素晴らしい研究も、先を越されてしまえば元の木阿弥です。

 プロスポーツ界の様に、若い内に己の力足らずに気づき、人生をやり直せるならまだ良し。
 研究者は後戻りできず、とことんまで突き詰め、完膚なきまでに打ちのめされ、真っ白に燃え尽きてからのリタイヤだったりします。
 その点、新田の様に、40歳過ぎから浮上できるのは、極めて稀少で、「事件」と言っても良いレベルです。
 それが証拠に、彼の奇跡的なキャリアは当時、朝日新聞にも取り上げられました。
 
 我が社にエントリーシートを送ってくる人の中には、俗にいう「資格受験くずれ」の方もいらっしゃいます。
 司法書士目指して何度も受験を繰り返し、今度こそはと仕事も辞めて受験に集中したものの、刀折れ矢尽き、40代で求職する人種です。
 
 ある意味、勉強熱心で根気もある真面目な人なのかも・・・。
 しかし、人生の目標を失ってしまった彼等からは、覇気が感じられないし、目も死んでいます。
 
 優秀な人材が、不運にもスポイルされてしまう数々の悲話を聞くにつけ、ビジネスの世界に生きることの幸いを実感させられます。
 ここでは、努力が報われないことなどまずありませんから。
 換言すれば、報われないと嘆く人の99%は自己責任に違いありません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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